工法紹介

●ダウンザホールハンマー工法

 この工法は主に岩盤削孔に特化したものです。コンプレッサーから供給される高圧エアでダウンザホールハンマー内部のピストンを作動させて、先端部の超硬質ボタンビットを岩 盤に叩きつけて破砕削孔していきます。岩盤を削り取った削孔クズはピストンを駆動させている高圧エアが地上へ排気される際に一緒に地上へ送りだされます。

 超硬岩を除けばたいていの岩盤層に対応できますし水中での削孔も可能です。 主に山留め親杭や地滑り抑止杭、桟橋支持杭(上記写真)の施工に用いられています。岩盤削孔においては施工能力、装備の少なさ、工期短縮等において他の工法より抜きんでた実力を持っています。

 ベースマシンは主にラフタークレーンで、上記写真のようにリーダー(青い円柱のもの)にダウンザホールハンマーユニットを装備して施工を行ないます。削孔径はφ450、510、 550、610mmを揃えており削孔長は20m位までなら普通に行えます。